こんにちは、WEB担当の山岸淳一です。
悪天候の中、長野県乗鞍高原で開催された「第30回コウモリフェスティバル2026」は、全日程を終了いたしました。
雨天にもかかわらず、予想を上回る人数の皆様にご来場いただきました。北海道、青森県、沖縄県など、遠方からお越しいただいた方々を含め、ご参加いただいた皆様、ならびに運営にご協力いただいた関係各位に、スタッフの一員として厚く御礼申し上げます。

1日目のプログラムおよび観察会について 初日の講演および夜間の観察会には多数の参加者が集まりました。
あいにくの天候だったにも関わらず、予定を大きく超える参加者が集まって下さり、私たちスタッフはうれしい悲鳴をあげていました。
特に有志による観察会では、予定になかったサプライズ講演が連発し、参加された方も大満足だったのではないでしょうか。
- クビワコウモリの捕獲作業および実物観察(4頭捕獲!!)
- 信州大学自然研による野生動物骨格標本の解説
- 浦野先生による関西地方のコウモリに関する事例発表
- 山本先生によるクビワコウモリのナイトルースト(夜間の休息所)のサーマル画像公開
特に、浦野先生の「穴があったら入りたい」という洞穴性コウモリへの狂気すら感じる講演に、圧倒されました。
2日目の特別講演について 2日目は、コウモリ研究を牽引される2名の専門家による講演が行われました。松村澄子先生の長年の調査に基づくカグラコウモリ研究や、福井先生の30年のコウモリ研究と最新知見が紹介されました。
松村先生の講演、特にカグラコウモリの出産子育て、オスの活動の報告は、私のような別種のコウモリを研究している人間にとって、大きなヒントがたくさんあった講演でした。

次回の開催予定について
来年のコウモリフェスティバルは、青森県での開催を予定しています。クビワコウモリを守る会の活動にもご尽力いただいている、峰下先生の地元での開催となります。
開催地区の青森では、有名な天間のコウモリ小屋に生息するヒナコウモリの集団観察が計画されています。
私もこの天間にいって特別に寄生虫探しに内部へ入らせていただいたことがありますが、ヒナコウモリの数、そして声、気遣いに圧倒されます。
あんなところは、他にはないですね。ぜひみなさん、一度はいったほうがいいです。
それでは、改めまして、今回のフェスティバルへのご参加に感謝申し上げます。次回の青森会場で皆様とお会いできることをお待ちしております。
ちなみにクビワコウモリを守る会のコウモリ調査は、ほぼ毎週長野県の上高地・乗鞍高原付近で行っています。調査に参加したいという方は、年会費1000円の会員になってくだされば参加ができます。学生は500円です。ご希望の方は、問い合わせページからご連絡ください。
この記事の執筆者
山岸 淳一(Yamagishi Junichi)
クビワコウモリを守る会 WEB運営・編集責任者 / 野生動物保護・建築物侵入対策専門家
長野県におけるコウモリ類の生態調査および保護活動に従事。建築構造の知見を活かし、野生動物の侵入メカニズム解析と環境改善策の研究を行っています。当サイトの文責はすべて私にあります。