【2025年】乗鞍高原 バットハウス小屋閉め作業。クビワコウモリの冬支度と生態調査

🦇 みなさま、こんにちは!クビワコウモリを守る会 WEB担当 山岸です

今日は、先日2025年10月25日に行われた乗鞍高原バットハウスの小屋締め作業のご報告です。クビワコウモリの人工ねぐら「バットハウス」の冬支度と、それに伴う生態調査の様子をお伝えします。

クビワコウモリの会のメンバーがバットハウス内部を調査している様子(2025年10月25日)

🏡 クビワコウモリはどこへ?冬のバットハウスの役割

ご存知の通り、コウモリは冬眠をする生き物です。私たちの調査対象であるクビワコウモリは、秋が深まると、バットハウスがある乗鞍高原から姿を消します。

冬眠場所への移動だと考えられていますが、その具体的な場所は未だにわかっておらず、謎に包まれたままです。

こうした事情から、冬の間はバットハウスが空っぽになります。

そして、厳しい乗鞍高原の雪深い冬をバットハウスが耐え抜くために、「小屋閉め」という作業が必要になります。具体的には、建物の戸締りや補強といった冬支度です。

🔎 コウモリだけじゃない!小屋閉め作業と野生動物の痕跡調査

小屋閉めの作業と同時に、私たちはバットハウス内外の状況を詳細に調べています。特に重要なのが、クビワコウモリの痕跡(糞など)を含めて、どんな野生動物が周辺にいるのかという生態調査です。

バットハウスのテラスに残された野生動物の糞

クビワコウモリを守る会には、コウモリの専門家だけでなく、野生動物の生態自然環境保護に詳しいメンバーがいます。そのため、現場で「これなんだろう?」と疑問に思う痕跡があっても、すぐに誰かが専門的な知見で教えてくれる体制があります。

皆が自分の得意分野や好きな分野の知識を持ち寄ることで、クビワコウモリの保護調査活動は成り立っているのです。

💡 まとめ:保護活動へのご関心をお待ちしています

この記事を読んで、少しでもクビワコウモリというコウモリ、そして長野県と松本市の豊かな自然と野生動物、そして私たちのクビワコウモリの保護調査活動に興味をもってくだされば、本当にうれしく思います。

ありがとうございました。